抗ウイルスとは？感染症対策に繋がる抗ウイルス施工の特徴と抗菌との違いを解説します。

新型コロナウイルスの流行により、耳にすることが多くなった抗ウイルスという言葉。

ウイルスを抑制することを指す言葉だと想像ができますが、抗菌や消毒、除菌と抗ウイルスは何が違うのでしょうか。

抗ウイルスとは実際にどのような状態を指すのか、そして抗ウイルス対策で感染症を防ぐことは可能なのか？

抗ウイルス効果のある施工にはどんなメリットがあるのかを、詳しく解説します。

■目次
1. 抗ウイルスとは？
2. 抗菌とは？
3. 抗ウイルス効果のある製品の特徴は？
4. 抗ウイルスの効果を付与する抗ウイルス施工とは？
5. 抗ウイルス施工の4つのメリット
6. マイルド・サービスの抗ウイルス施工の特徴

抗ウイルスとは？

抗ウイルスとは、ウイルスを不活性化させることを指す言葉です。

つまりウイルスを活動できない状態にし、感染力を失わせることを抗ウイルスと呼びます。

そもそもウイルスとは、生きている生物を宿主にして増えていきます。

ウイルスには増殖したり、分裂する力はありません。

人やその他の生物の身体の中に入り込み、細胞に寄生して、その細胞の増える力を利用して増殖します。

細胞を利用して増殖したウイルスが飛沫として身体から噴出されることで、拡散され空気中や身の回りのものに付着します。

そのウイルスをまた他の人が体内に取り込んでしまうことで、感染が広がっていくのです。

感染を防ぐためにはウイルスとの接触を避けることが第一です。

そのためには、空気中や接触する箇所のウイルスの除去を行うことが求められます。

そこでおすすめなのが抗ウイルス対策です。

空気中や様々な場所に付着しているウイルスを減少させる効果があるだけではなく、新たなウイルスの増殖を防ぎます。

これらのことから、抗ウイルスは感染症対策として有効とされています。

抗菌とは？

抗ウイルスとともによく聞く抗菌や除菌、消毒にはどんな効果があるのでしょうか。

そもそも菌とウイルスとは違う性質を持っています。

ウイルスが自らの力で増殖できないこととは反対に、菌は自ら増殖したり分裂することができます。

また菌はウイルスとは違い、身体に良い効果をもたらす種も存在します。

腸内で悪い菌の増殖を防ぐ善玉菌も身体の調子を整える菌です。

一方、悪い菌は、体調不良を起こすものだけではなく発ガン物質を生み出したり、腸内環境を乱したりと病気を引き起こすこともあるため、できる限り菌を取り込まない様な対策を取る必要があります。

抗菌、除菌、殺菌、消毒の違いは？

菌を防ぐための商品には抗菌や、除菌、殺菌などさまざまなワードが使用されていますが、どの様な違いがあるのでしょう。

3つのワードと、消毒について簡単に解説していきましょう。

・抗菌

抗菌とは菌の増殖を防ぐことです。

抗菌施工がされた場所には、菌が住みにくいため新たに菌が増殖することが難しくなっています。

除菌や消毒は、今発生している菌を減少させる効果がありますが、持続力はありません。

抗菌施工は効果が持続することが多いため、菌のいないクリーンな環境を維持することができます。

・除菌

除菌とは、菌を取り除くことです。

手洗い石鹸や、拭き掃除やお皿洗いで使用される洗剤に除菌成分が含まれることが多くなっています。

除菌効果のある製品で手を洗ったり清掃を行うことで今付着している菌を減少、取り除くことができます。

持続力はないため、除菌での感染対策を行う場合は、こまめな除菌が必須となります。

・殺菌

殺菌とは、名前の通り菌を殺すことを指します。

今付着している菌を死滅させることができるため、除菌よりも効果は高いとされています。

ですが、殺菌効果のある製品は取り扱いが難しいです。

そのため個人向けの感染対策製品は殺菌よりも除菌効果があるものが圧倒的に多くなっています。

・消毒

消毒はウイルスや菌の毒性を無力化することを指します。

殺菌や除菌とは違い、菌を減少したり死滅させるのではなく感染力を失わせることで感染を防ぎます。

消毒には菌を殺す効果はありませんが、菌やウイルスを無力化させるため
感染症対策としては効果的です。

ですが除菌と同じく持続力がないため、感染症対策として行う場合はこまめな消毒が必須となります。

抗ウイルス効果のある製品の特徴は？

抗ウイルス効果のある製品とは、ウイルスが住みにくい環境をつくる成分で加工された製品です。

現在、マスクやハンカチ、スリッパや靴下、パソコンディスクや、便座などさまざまな抗ウイルス加工製品が販売されています。

抗ウイルス製品には同時に抗菌加工がされている場合も。

抗ウイルスと抗菌効果をダブルで発揮することで、さまざまな病気や感染症から身体を守ることが可能となります。

また身に着けるものだけではなく、抗ウイルスや抗菌加工がされたドアや壁、テーブル等も販売されています。

住宅や事務所を建設する時に、事前に抗ウイルス施工をされた製品を取り入れることで感染が起こりにくい空間をつくることが可能です。

もしオフィスや住宅で抗ウイルス対策を行う場合には、家具等を抗ウイルス製品に買い換える必要があるのでしょうか。

せっかく買い揃えた家具、家電を一から買い換えるのはとてもコストが掛かります。

そんな時には、抗ウイルス施工（抗ウイルスコーティング）がおすすめです。

今ある店舗や住宅、家具家電に、抗ウイルスの効果を付与することができます。

抗ウイルスの効果を付与する抗ウイルス施工（抗ウイルスコーティング）とは？

抗ウイルス加工がされていない製品に抗ウイルス効果を付与することができるのが抗ウイルス施工（抗ウイルスコーティング）です。

抗ウイルス施工を行うことで、普段利用している場所をウイルスを増殖させない環境へ変化させることができます。

例えば、人の出入りが多い店舗やオフィスなどに施工することで、消毒や除菌等の対策をこまめに行わなくても感染を防げる空間をつくれます。

ウイルスは、空気中はもちろんですが手すりやドアノブなど、人が触れるさまざまな場所に付着します。

抗ウイルス施工によって付着しているウイルス数を減少させるだけではなく、くしゃみや咳などで飛沫した新たな菌やウイルスも分解されるため、清潔な環境を維持することが可能です。

アルコール消毒の効果は持続しませんが、抗ウイルス施工は効果が持続することが特徴。

一度施工を行えば、こまめな消毒が不要になります。

抗ウイルス施工の4つのメリット

抗ウイルスには感染対策の効果があることがわかりましたが、施工を行うことでどんなメリットがあるのでしょうか。

4つのメリットをご紹介します。

さまざまな菌やウイルスに効果がある

抗ウイルス施工は、様々なウイルスに効果があります。

インフルエンザやコロナウイルスはもちろん、ノロウイルスやO-157などのウイルスにも効果的です。

また、防カビや消臭効果が得られるのも嬉しいポイント。

お風呂場やトイレなど、菌やウイルスが増殖しやすい箇所に施工を行うことで匂いの元やカビの元も防いでくれるためクリーンな空間を保つことができます。

持続力の長さ

抗ウイルス施工の持続力もメリットの1つです。

消毒作業の持続力は長くても約3時間と言われています。

対して抗ウイルス施工の持続力は約5年です。

人が多く触れるテーブルや椅子、遊具等でも2〜3年持続すると証明されています。

抗ウイルス施工は消毒用のアルコールよりも単価は高いですが持続力を考えると抗ウイルス施工の方が費用対効果が高いことがわかります。
また、一度施工すれば、何回もの施工は不要なため、日々の消毒作業の労力も必要なくなります。

その時間を他の業務に回すことができるので、従業員一人ひとりの生産性も上がります。

燃性がないため多くのシーンで利用できる

抗ウイルス施工で使用されているコーティング剤には燃性がありません。

消毒液は直射日光等で発火する恐れがあるからこそ、車内で利用すると大変危険。

ですが抗ウイルスのコーティング剤は規制がある電車やタクシーの中でも利用可能となっています。

また火を使う鍋屋さんや焼肉屋さん等でも安心して利用することができます。

食品衛生法にも適合する安全性

抗ウイルス施工のコーティング剤は食品衛生法にも適合しています。

舐めたり、口に入れても問題ないため、飲食店のテーブルなどでも使用可能。

子供が多い場所でも安心して利用することができます。

消毒用のアルコールは目に入ると失明してしまう恐れなどもあるため、子供が多い場所では小まめに利用することが難しい場合もあります。

抗ウイルス施工を行った場所は舐めても、触っても安心。

刺激も少ないためペット等の健康にも影響がありません。

マイルド・サービスの抗ウイルス施工の特徴

マイルド・サービスの抗ウイルス施工は、特許取得した吸着効果がセルフクリーニングを行い常に空間を清潔に保ちます。

日光だけではなく、LEDや蛍光灯に照らされても効果を発揮するコーティング剤のため、外壁だけではなく、室内のさまざまな箇所で利用可能です。

光が当たらない時間帯も、絶え間なく菌やウイルスを吸収しセルフクリーニングを行います。

またコーティングした箇所に色落ち等の影響も与えません。

抗ウイルス施工を行っても見た目が変わらないため、お気に入りの家具等にも利用可能。

もちろん抗ウイルス効果だけではなく、抗菌効果もあるためさまざまな感染症の対策に繋がります。

新型コロナウイルスはもちろん、新型コロナウイルスの変異株にも効果があることが証明されています。

近年抗ウイルスコーティングを施工する会社が増えていますが、中には正しい施工手順を行わない業者もいるので注意が必要です。
抗ウイルス施工を行う場合は、施工面の十分な清掃と脱脂作業をしないと効果がほとんどありません。

マイルド・サービスでは清掃業で培ったノウハウで事前処理を適切に行い、最大限の効果をお届けしています。

抗ウイルスについて、また感染症対策として注目を集めている抗ウイルス施工（抗ウイルスコーティング）についてご紹介しました。

まだ感染症対策が求められる中、なるべく負担を減らしながら感染を防ぐためにはウイルスを増殖させない空間を維持することが一番です。
抗ウイルス施工を取り入れて、安心安全な空間で経済活動を継続されてみてはいかがでしょうか。

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